こんな時はECUを疑って!
修理業者選びは慎重に!
こんな症状出ていませんか?
- アイドリングが安定しない。ハンチングする。エンストする。黒煙を噴く。排ガスが濃く車検に受からない。
- 加速時の息継ぎがある。
- 故障コード・ダイアグを出力しない。
- エアコンが作動しない。A/Cコンプレッサが作動しっぱなし。
- エンジンが始動しない・ECUと通信していない。
このような症状は、エンジンコンピュータ(ECU)の不良が原因の場合があります。
大手ディーラーでの故障探求は、「ECU不良」以上!大体ここまでで終了してしまいます。しかし、交換する新品部品がすでに手に入らないなどの事情は車種により様々あると思います。
大半のECUは、エンジンコンピュータ内部の電解コンデンサの不良が大元の原因となっています。平成初期から平成18年頃まで使用される自動車用ECUの電解コンデンサの寿命は8年~10年程と言われています。
そのほとんどは、使用限界を迎え、下の写真のような液漏れを起こし、アルカリ性の液体を周辺基板に漏出させて基板そのものの腐食をも招いています。
令和の時代に入り、平成時代の車のほとんどは、ECU使用限界を迎えていますが、思い入れのある車両に乗り続けたいというオーナー様はたくさんいらっしゃると思います。
私もその一人であり、自己所有する70スープラや20ソアラなどのECU故障で悩んだ経験があります。
ECUの修理を請け負う業者は無数にあります。
日本一とうたう業者、老舗と称する業者、某オク出品者..
しかし、その直し方は様々で、中には『防振・防湿コーティングを施工します』と謳い、分厚いコーキングのような充填を施したり。
耐熱温度や寿命を優先した結果、純正時の抵抗値とかけ離れた数値の部品を実装したり。。。
ECUでは抵抗値を車両データとして使用し、燃料の濃さやその他の補正値を決定しています。
腐食したパターンを放置したり、再結線が不完全だったり。
そんな整備で正常な作動ができるでしょうか?
エポキシ系の接着剤のようなもので部品を固定したりする業者もいます。こんなめちゃくちゃな修理を行う業者がいるんです。
繰り返しになりますが、ECU内部部品である電解コンデンサは消耗部品になります。
オーバーホールを実施しても、それから8年~10年経過すれば再度オーバーホールをしなければならない時が必ず来ます。
その際に、基板がエポキシ樹脂でガチガチに固められていたらどうでしょうか?
部品の交換はおろか、測定作業すらもできなくなってしまいます。
ですから、ECUを修理する業者選びは慎重にしていただきたいのです。
当方には昨今、このような事情のコンピュータがたくさん入ってきます。
- 某有名コンピュータ修理専門店で作業したが改善しなかった。むしろ症状が悪化した
- 自家修理したがうまくいかなかった
このように既に手を加えられているECUの修理も可能ですが、破損状況を悪化させていることが多くなるべくなら、不具合が出た自然な状態のままお預かりして修復することが一番望ましいです。
コンピュータの修理とは、単にコンデンサを交換する事だけではありません。測定可能な部品は積極的に性能測定し、劣化があればお客様にご相談の上交換などの修理を行います。
プリントパターン断線の処理、レジスト補修も行います。膨大なデータベースから、破損が多い部品については常時在庫を行っています。
当方には、過去の修理経験から、修復に関する膨大なデータベースがございます。 まずは些細なことでもお問い合わせいただければと思います。
ご注意
損傷状況によっては、修理不可能な場合もありますので、ご了承下さい。
ICの内部やROMの設定内容が飛んでしまっている場合など、目視やテスタなどでは破損していることがわからない場合もあります。中には修理してみなければわからない事もありますが、せっかく修理したのに直らなかった場合のために、救済サービスもございますのでご安心ください。
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